197.2003年の作者読者の口上について。
私は2003年には30歳になる。20代は「失われた10年」だった。普通の人々が20代にやるべき事、就職・社会経験・恋愛・独立等々が、ほとんどまともに出来なかった。恐らく私は「20代でもっとも多くの睡眠時間をとり、無駄な悪夢を見てきた人」であろう。今でも私の夢は「悪夢のない快適な睡眠をとること」である。いつ死んでもいいように、今のうちに快楽を求める。禍根は将来に先送りする。そして出来るだけ死ぬ危険の少ない、すなわち何もせず、何もされず、社会の矢面に出ない人生を今まで歩んできた。
心身の健康に恵まれず、定収も得られず、一人ではとても生きていけない。親や家族の献身を得てのほほんと生きている状態である。
政治に興味はあるが、限界も感じている。政治家が欲しがる票も金も私は持たない。従って政治は私を必要としてなく、疎外感を非常に感じる。一人で細々とクレーマーとして活動しても人々の迷惑になるばかりだし、今年は政治人として大きな事をやれればとも思っている。2003年は選挙の年である。今の私は使いっ走りも満足に出来ない身ではあるが、政治評論家、あるいは「政界の黒幕気取り」として、この年に何かのきっかけをつかみたい。
とりあえず、このコラム「世の中の片隅から」を大成させたい。読んでくださっている皆様、これからもよろしくお願いします。
198.大胆仮説、金正日総書記と昭和天皇について。
私は日本近現代史を学んできた。だから、現在の北朝鮮を戦前の日本と比較しながら論じる役割が与えられている、と私は思っている。これからも折に触れて、この視点でコラムを書いていく。
現在の日本人からすれば、あの北朝鮮と、なんであれ日本とを同列に論じるなんて理解できないであろう。しかし、他の国の第3者は私の視点を理解してくれるのではないかと思っている。
今回は「金正日総書記と昭和天皇との共通点」を考える。ポイントは、金正日総書記は独裁者ではなく、昭和天皇のような「全ての権力を持ち、その権力の執行権を部下に奪われて孤立している聡明な政治家」と考えることである。そして、金正日総書記はヒトラーのような自ら手を下す独裁者ではない(イラクのフセイン大統領がこれにあたる)。さらに、金正日書記長は昭和天皇と同じように、最終的には国の瓦解を食い止める大仕事をやってのけるだろう。
その一つの理由は、イデオロギーの宣伝方法である。イラクではフセイン大統領が自ら演説するが、北朝鮮では金正日総書記が自らイデオロギーを鼓吹することはなく、政府とメディアが替わってやっている。戦前日本でも、昭和天皇自ら国民を鼓吹したわけではない。戦前日本と現代北朝鮮は、特殊イデオロギーによる最上位者が、そのイデオロギーの信者かどうか疑わしい、という共通点がある。
199.今国会は重要法案は審議されるのか、について。
第156回国会(常会)が、1月20日から6月18日まで開会される。今年は例年にも増して多くの懸案、たとえば有事法制・個人情報保護法案・産業再生機構設置法案・教育基本法改正など、今の時点で100を越える内閣提出法案が提出される予定である。
先の通常国会と同じく、今国会も冒頭に昨年度の補正予算を審議する。先の通常国会では、この時期から議員スキャンダルが明るみに出て波乱含みであった。今年度予算の審議を含め、4月までにスムーズに進むとはまず考えられない。予算委員会での野党の政府攻撃のみならず、与党内小泉批判派が国会を麻痺させるかもしれない。
そうなると、懸案を審議する時間は例によって少ない。担当大臣が委員会に参加できないという理由で委員会が開かれず、いたずらに時間が過ぎていくかもしれない。今国会も懸案を抱える内閣委員会と外務委員会の委員長は野党が取る。与党は強硬に出るのだろうか、最初からあきらめ半分でいくのだろうか。しかも懸案の賛否は、与党も野党も一枚岩ではない。先行き不透明である。
さらに、4月は統一地方選挙の応援で国会議員が国会に来ない事態が予想され、「国会崩壊」の再現が懸念される。「解散」の2文字もちらつく。国会議員の本分、法案の審議がまたもや期待できない今国会になりそうである。どうも政治の先行きが不安である。
200.消費税引き上げと世代戦争との相関について。
経済のことは難しくてよくわからないが、消費税の値上げについては及ばずながら何か書いておかなければならないだろう。
消費税の値上げは若年世代に支持されているという。それは、老年世代に対する若年世代の不満、世代戦争の側面が含まれている。
今の年金制度によると、現在40代の人々は払う年金よりも貰う年金のほうが多いそうである。しかし、現在20代の人々にとっては、払う年金のほうが貰う年金より断然多くなるそうである。
若年世代にとって、今の年金制度を廃止して、年金は消費税でまかなってもらうほうが、老年世代に対して公平だと考える。
さらに、今の老年世代は未だ高額の退職金を貰っていて、多くの貯金をしている人々が多い。老年世代の貧富の差が広がっているということであろう。ともかく、富裕な老年世代がいて、彼らが貯金を消費しないのが不景気の原因であるというのが一説である。
高価な物を買う余裕のある富裕な老年世代に、多くの消費税を払ってほしい、というのが、若年世代の嫉妬に似た願いである。
年金や保険料が下がるのならば、若年世代は消費税の大幅上昇でさえ、賛成するのではないか。政治的情報公開的に、税金は上げにくいが、保険料は安易に上げられてきたのではないか。まあ、個人的にフリーターの私は消費税の引き上げは困ることではあるが。