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今夜の番組チェック


117.メールをいただいて感謝をすることについて。
 「議事堂の片隅から」を廃刊することを宣言して、今後の作者読者の身の振り方をアドバイスしてほしいとお願いしたら、10数件のメールが来た。皆様が温かい文章を下さって、私は相当嬉しく、メールマガジンを出していてよかったとも感じた。メールを出して下さった皆様、本当にどうもありがとうございました。
 メールの返事を出すのが遅れてしまった。最近私はパソコンに向かうのが夜中の1時から2時で、しかも持病の万年風邪と眼精疲労と自律神経失調が雁首揃えてやってきてこれらのお相手に疲れてしまった。まだホームページ移転のお知らせも満足に出していない。
 誠に申し訳ないところであるが、なにぶん私ひとりでやっているので、手の回らないところはご容赦いただきたい。すみません。
 私のような一般人がホームページやメールマガジンに苦労している時期、政治家の皆様は数倍の御苦労をしていると思われる。メールの数も私の比ではないだろうし、中には抗議メールだとかウイルスメールだとか迷惑なのが来るのであろう。多分秘書の方が他の仕事と一緒に対応するのであろうが、いちいち返事を書くのが大変で、そのうち一律に返事を書かなくなってしまうのではあるまいか。
 私は、もしメールが増えたら、ものすごく遅くなっても返事を書きたい。メールを出したのを忘れるときに返事が来たりして。


118.創刊ご挨拶、自己紹介について。
 どうも、作者読者と申します。「さくしゃどくしゃ」と読むこのペンネームは、「文章を書くときは、作者と読者と両方の気持になって書こう」という願いを込めてつけました。
 メールマガジン「世の中の片隅から」にご登録して下さいまして、誠にありがとうございます。「議事堂の片隅から」以前から引き続いて読んでくださる皆様も、初めて作者読者の文章を読んでくださる皆様も、これからどうぞ、よろしくお願いします。
 この「世の中の片隅から」は、時事コラムです。短く、読みやすく、偏見のない文章で、皆様の役に立つコラムをお届けいたします。
 私は2000年4月から2002年の3月までの予定で、永田町の国会議事堂の中でアルバイトの仕事をやっています。特別な身分なので、詳しいことは書けないのをお許し下さい(そんな大げさなものではありませんが)。議事堂勤務ならではの政治ネタが拾える一方、守秘義務とかプライバシー遵守義務がかかってきます。
 私は今年で28歳になります。後がない就職浪人でもあります。大学では日本近現代政治史を専攻して、政治には一定の評論ができるだろうと自負しております。公務員を目指しているのですが、政治好きは公平中立の公務員には向いていないと言われます。
 ということで、「世の中の片隅から」を是非ご期待下さい。


119.極端に理論的に考えることについて。
 企業は、より多くの利潤を出すことを目的とする、という説がある。利潤は、収入から経費を引いたものである。例えば、リストラは経費を減らすものだから、企業の目的に合致するものである。
 1970年代、あるアメリカの自動車企業は、事故につながる欠陥があることがわかっている自動車を、欠陥を直さずに販売し続けた。その会社は、欠陥を直す経費よりも、欠陥による被害者に賠償金を出す経費の方が安上がりだと判断したからであった。この自動車の欠陥のため、6年間に約500名が死亡したといわれる。
 ニーズやアイデアなどの情報を持つものが、現代世界を制すると言われている。「著作権」は、アイデアの無断使用を制限するために作られた権利である。政府の情報公開やITによる情報伝達手段の進歩に関わらず、重要な情報は隠される傾向にあると思われる。
 教育の受け手は、しばしば教育の渡し手を越える情報を得ることがある。多くの教育の受け手は教育の渡し手より若く、予備知識や応用力があるからである。教育の渡し手は教育の受け手に現代世界に制されることを嫌がり、大事な情報を教育することを止めるだろう。実質的に、「教育」という営みは行われなくなるはずである。
 実際の世の中は、上の2例ほど極端で、杓子定規ではないはずだ。世の中を理論的にやりすぎると、こんな罠にはまることがある。
  


120.今国会の審議の一端について。
 今国会(第153回国会)は臨時会で、12月7日まで開かれる。懸案解決のため会期延長を、という声もあるが、皇太子妃殿下のご出産のときに国会で騒々しくするのは良くない、という超政治的理由も飛び交う中で、どうやら予定通りの日程に収まりそうである。
 この国会は雇用対策のための補正予算がメインテーマになるはずだったが、アメリカ同時多発テロのおかげで、雇用対策や国内の他の懸案対策は後回しにされてしまった感がある。補正予算の予算書そのものは、一般会計・特別会計その他あわせて電話帳くらいの分厚さのある、あらゆる分野に渡る項目のあるものだったが、衆参両議院における審議は実質1週間で、短いと言わざるを得ない。
 逆に、今国会前半を占領したテロ対策法案審議は、短期間であったが審議回数は多かった。野党は「審議が不十分である」というが、どちらかというと多数決絶対主義である審議の方法が悪かったと考えるべきなのだと思う。「テロリストによる爆弾使用の防止に関する国際条約の締結に伴う関係法律の整備に関する法律案」(閣法20号、通称「爆テロ法」)、題名だけ観ると、「テロリストは爆弾以外のものは使っていいんかい」とつっこみをいれたくなる。
 現在は、第151回国会(常会)で成立しなかった法案を審議している。条約も3本あるが、また流れるのではないかと不安である。
 


121.政治ドラマから私のメルマガの役割を考えることについて。
 毎週水曜日よる10時から、日本テレビ系列で、「レッツ・ゴー!永田町」というドラマをやっている。国政界の表裏を描写したこのドラマ、私は数分見て「面白くないなあ」と思い、以後見ず嫌いになっている。国会議員さんや職員さんで見ている人がいると聞くが、続けて毎週見ているという人はほとんど皆無だと思う。
 実際に議事堂で仕事していても、あのようなドラマチックな光景や、タレントのように個性的な人々には出会わないので、少々嫉妬しているのかもしれない。ロケは議事堂ではやらなかったようだし。
 それに、私は幸運にも政治情報に恵まれて、政治の面白さにはまっているともいえる。そうなると、あのドラマの面白さ、良さが中途半端な表面的なものに感じてしまう。もっと面白い政治を皆様に伝えよう、と思って、現在メールマガジンを書いている。
 小泉首相の登場で政治に関心を持つ人々が増えて、政治ドラマや政治本やインターネット政治サイトが増えた。政治に関心がある人々が増えるのと前後して、政治が面白くなった。娯楽の一種として政治を楽しむことができるようになった。ただ、今現在は、ひとときを楽しむ分量の政治情報しか流れていない。政治の面白さにはまり、すっと政治にのめり込んでしまうに必要な分量の政治情報と情報解析ツールが、まだできていない。現在、私は作り途中にある。
 


122.自立生活していない私がパソコンを買うことについて。
 先日、私はノートパソコンを買った。外出先でインターネットや電子メールを見られて、ホームページやメールマガジンを作れる環境が欲しかったためである。今のところ13万円くらいの出費で、加えて毎月の電話代やインターネット接続代などがかかる。
 私のフリーターとしての給料は私ひとりで生活するに足らず、未だに私は親の家計に頼っている。それなのに、収入を生み出さず、生活必需品でもなく、しかも高価なパソコンを買う資格が私にはあるのだろうか。私は悩んだが、結局買うことに決めたのであった。
 こうなったら、新しいパソコンで得られる情報や機能を使って、自立できるような収入を確保したい。悩みを吹き飛ばしたい。
 中途半端な能力しか持たず、社会性がないので、私は昔から「就職できないのではないか」と危惧して、そうなってしまった。今では「親が亡くなったら、早晩のたれ死にするのではないか」と危惧している。普段は議事堂フリーター生活を満喫しているのだが。
 多くの人は、パソコンを買わずに将来の不安に備えてお金を蓄えて、とにかく就職先を探す行動に出るのだろう。しかし、パソコンが売れないから雇用が減るという逆説もあるのだ。多くの人が、少しでも自分の役に立つと思われる商品を、将来の不安はおいといて思い切って買ったら、景気が良くなる可能性もあるのだ。
 


123.議事堂にいると政局がわかりにくいことについて。
 国会議事堂の周りのイチョウの葉が黄色くなって落ちはじめた。全ての葉が落ちると歩道は黄色いじゅうたんを敷いたようになる。もっとも、地下鉄の入り口そばのイチョウはまだ緑色の葉がついている。暖かい風が吹いてくるので季節感が狂っているらしい。
 もうすぐ臨時国会が終わる、テロ対策や補正予算が終わった後は平穏な国会だった、と「臨時国会総括」をこのコラムで書こうと思ったら、自衛隊海外派遣の事後承認をめぐって、民主党議員の賛否が分かれるという事件が起こり、「永田町」では政局の兆しがある。
 もっとも、政変の兆しが見えるのは、「永田町」といっても国会議事堂以外のところで、議事堂は至って平穏である。私なんかは、第2次補正予算は通常国会冒頭に平成14年度予算と一緒に出されるから、それ関係の仕事が大変だなあ、と早くも心は「閉会中お休みモード」になっていた。どうも会期末は一悶着ありそうである。
 しかし、議事堂内で仕事をしていると、政局のことは実はよくわからない。新聞やニュースを熟読している皆様の方が私より詳しいかもしれない。あの「加藤の乱」のときでさえも、議事堂の中では事務的な手続きが淡々と行われるだけで、いまいち面白くなかった。
 政局も、日々の法案審議も、国会議事堂で一括してやってもらえれば、政治が人々全員にわかりやすくなると私は思うのだが。


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